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JBCスプリント メイショウバトラーが悲願達成へ渾身の仕上げ

 サムソンに続け!31日に大井競馬場で行われる「第7回JBCスプリント」(JpnI 1200m)は5頭が殴り込みをかける中央勢で断然のムード。その中で悲願の“初GI制覇”に挑むのが7歳の女丈夫メイショウバトラーだ。昨年、JBCマイルで2着に惜敗した悔しさを今年のスプリントで爆発させる。
 メイショウバトラーは2004年の阪神牝馬Sの後、脚部不安に見舞われ、実に1年半近くの休養を余儀なくされた。その後に陣営が選択したのは父メイショウホムラが活躍した舞台。砂への挑戦だった。
 「もしダートで走らなかったら引退も考えていた。それがよくここまで頑張ってくれている。今じゃ、脚元の不安もまったくないからね」(高橋成師)

 路線変更から1年3カ月近くで実に重賞7勝をマーク。トレーナーも予想だにしなかった活躍だ。とくに近走は5戦4勝2着1回…念願のGIタイトルまでもうあと一歩だ。
 「前走の東京盃は2着に敗れたけど、ゲートを五分に出ていればおそらく勝っていた。それでも、初の千二ダートであれだけ走るんだから充実している」
 昨年はJBCマイルでブルーコンルドの2着に惜敗。1年越しのJBC制覇に高橋成師も気合が入る。
 「叩き2戦目で今度は体も絞れてきそう。それに走る気もかなり出てきている。ここで何とかGIを勝って、格好をつけたい」
 悲願の“GI制覇”へ、機は熟した。

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