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スパーキングレディーC確定 円熟の6歳ベルモントノーヴァが中央勢を迎撃態勢

 今週の川崎競馬のメーンは「第11回ホクトベガメモリアル スパーキングレディーC」(JpnIII 1600m 4日)。芝、ダートの両GIを含め、重賞13勝を挙げた女傑の名を冠した一戦にふさわしく中央のメイショウバトラーを筆頭に好メンバーが顔をそろえた。迎え撃つ南関東の筆頭はしらさぎ賞(SIII)を含め、目下3連勝中のベルモントノーヴァだ。交流重賞初制覇へ、円熟期を迎えた“新星(nova)”が燦然(さんぜん)と輝くときを待っている。
 「馬が本当に変わった」。出川克師と石崎駿騎手は口をそろえてこう話す。具体的には、師は「馬体」の変化を。ジョッキーは「レースぶり」の変化を挙げた。
 馬体についてトレーナーは大井から転厩してきた今年初旬、「環境の変化もあってか、少し神経質でカイ食いが細い。何とか馬体をもう少しふっくらさせたい」と話していた。試行錯誤しつつじっくり時間をかけ、現在は「ふっくらして落ち着きが出たし、本当に良くなったと思う」と目を細める。実際の体重に大きな変化はないが、パンと張ったトモなど全体に実が入ってグラマーになった。
 フィジカル面の強化は同時にメンタル面にも好影響を与えた。レースでは「昔は砂を被ると全然ダメで、逃げか外からマクってた」と振り返る鞍上だが、「今は砂を被っても全然大丈夫」と厚い信頼を置く。強靭な精神力が備わったノーヴァは、初重賞制覇となったしらさぎ賞で、泥を思い切り被りながらもインを突き抜ける会心の勝利を挙げた。
 ここに向けての臨戦過程もすこぶる順調だ。6月30日、船橋競馬場で行われた最終追い切りでは、単走で終い重点に追われ、5F64秒1→50秒2→36秒9→12秒0(左回り・稍重)を計時。「今までで一番いいと思う」と自ら手綱を取った石崎駿騎手も太鼓判を押した。
 心身ともにひと回り成長し、熟女の魅力を開花させたノーヴァ。しらさぎ賞→スパーキングレディC→トゥインクルレディー賞→TCKディスタフへと続く牝馬重賞戦線の主役の座へ、一気に駆け上る。

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