半姉ショウナンパントルは2004年の阪神JF優勝馬。素質は折り紙つきだが、出遅れ癖が玉に瑕(きず)。「ゲート内で後ろに寄りかかってしまう」と田村厩務員は困惑の表情を隠さない。 前走のラジオNIKKEI杯2歳S(12着)も出遅れがすべて。「道中は泥を被って、全然競馬をしていない。引き揚げてきて、すぐに息が入った」調子はキープしていると田村さんは言う。
ゲートに注文がつくが、「互角に出て自分のリズムで走れれば、チャンスはある」とキッパリ。鮮やかに逃げ切った百日草特別の再現を狙う。
【最終追いVTR】坂路で終い重点。ゴール前で軽くハミを掛けられると、ラスト1F11秒8と機敏に反応して見せた。リズミカルなフットワークは目立っており、気配は良好だ。