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平安S メイショウトウコン連覇へ万全

 ベストの舞台でGIへの足がかりをつかむか。フェブラリーSの前哨戦「第15回平安S」(GIII ダ1800m 27日)でメイショウトウコンが連覇を狙う。
 昨年のこのレースは実に強かった。道中は後方から2番手。先行有利がセオリーの京都ダ1800mでは絶望的な位置取りといっていい。しかし、直線に向いてからの末脚は驚がくそのものだった。上がり3Fを35秒1。ダートでは極限に近い、芝並みの鋭さで重賞初Vを達成した。
 昨年はこの勝利をきっかけに、重賞3勝。前走の東京大賞典も3着に健闘した。
 「ここ2戦はよく走っている。JCダートはともかく、前走の大井はいつものように後方で構えず意識して早めに動いていった。それでも届かなかったけど、上位とは力差というより、脚質の差が出たね」と林助手は振り返った。

 そして、その後はこのレースを目標に調教を消化してきた。「反動もなく順調に乗り込んできた。輸送が苦手な馬で、長距離輸送があるとどうしても馬体減りを考慮しながらの調整になるけど、当日輸送で時間も短い京都ならその心配がいらない」と文句なしの仕上がりで臨めそうだ。
 昨年は条件を連勝して上がり馬として勝った。しかし、大幅にパワーアップした今年は堂々と主役を張る。「何とか連覇を狙いたい」その先に見据えるのは、フェブラリーS。GIホースに上り詰める機は熟そうとしている。

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