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プロキオンS バンブーエール万全 坂路800メートル51秒7

 にわかに立ち込めた暗雲だった。断然の主役候補と目されているバンブーエールが、アクシデントに見舞われた。

 4日の調教後、脚元に熱を持った。調べてみると右トモのザ石と診断された。症状の程度によってはレースを回避せざるを得ないケガだったが、幸いそこまでの大事には至らなかった。
 しかし、爪から痛みが取れ、歩様が安定するまで満足な調教はこなせない。1日乗れなければ3日は遅れるといわれる競走馬のトレーニングでこれは大きな痛手だった。
 そんななか、陣営は出走をあきらめず早期回復に努めた。「火曜日(7日)までは軽い運動で無理しなかった。その日に獣医の診察を仰いだところゴーサインが出たので追い切りをしようと…」と安達調教師は経緯を説明した。

 師を前向きにさせているのは、ここ2走で見せたエールの地力の高さと“貯金”だ。
 世界の強豪が集まったドバイゴールデンシャヒーンで4着と大健闘。帰国初戦となった前走のさきたま杯も中途半端な状態で59キロを背負いながら2着に踏ん張った。
 「あの時は体も減って攻めの調教ができなかった。その点、この中間は予定通りに乗ってきたからね。ザ石の誤算はあったけど、それを差し引いても前走よりいい状態で送り出せる」と“貯金”を強調した。
 ドバイで好走したように暑い季節は大好き。得意の1400メートルで、GIIIなら底力がモノをいいそうだ。

 【最終追いVTR】テンにやや引っ掛かったが、最後までしっかりした脚取りで駆け抜けた。中間のザ石の影響は感じられず、坂路で800メートル51秒7→37秒8→13秒3(ゴール前強め)と時計も及第点。馬体の張りは良く、力は出せる状態に仕上がっている。

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