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リアル『中学生聖日記』? 43歳女、男子中学生を誘拐か コインランドリーで声をかける

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 有村架純主演、男子中学生と女教師の禁断の愛を描いたドラマ『中学聖日記』(TBS系)が話題だが、まるでドラマのような事件が起きた。家出中の男子中学生を誘拐したとして、未成年者誘拐容疑で、東京都品川区在住の43歳の女を20日に警視庁大崎署が逮捕。一部のネットユーザーからは「まさに中学聖日記」「うらやましい」といった声が上がっている。

 事件の概要は、15日朝、品川区内のコインランドリーにいた家出中の男子中学生に女が声をかけて自宅に連れ込み、約5日間にわたって誘拐した疑い。調べに対し、女は「誘拐するつもりはなかった」と容疑を否認しているとのこと。

 この事件に対し、ネットユーザーからは「男女逆だったらもっと問題になっていたのでは」という意見や、反対に「女性が男子中学生を誘拐したからこそ、話題になっているのでは」という声も上がっていた。また、多くみられたのが「家出中の少年を心配したからこその、善意での行動の可能性があるのでは?」といった意見だ。「その中学生の家庭に問題があったら、同じことの繰り返しになるのではないか」「中学生自身の教育を早急にすべき」といった、鋭い指摘がなされている。

 2014年3月、埼玉県朝霞市に住む、当時13歳で中学一年生の少女を、車で大学生の男が拉致、そこから二年間もの監禁生活が続いたという事件があった。2018年3月、さいたま地裁で被告人には懲役9年(求刑懲役15年)が言い渡されている。検察側は量刑不当として東京高裁に控訴した。少女は重度の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負ったと診断されており、被告人に対しては、無期懲役を望んでいるとのことだ。『幸色のワンルーム』という漫画がドラマ化された際に、この事件をモチーフにしているという可能性が指摘されたなどの理由から、テレビ朝日が放送を取りやめたことは記憶に新しい。

 今回の事件では、女がどのような目的があって中学生の少年を自宅に連れ込んだのかは不明だが、漫画やドラマのように、現実は純愛という認識にはならないことは確かなようだ。

文/大久保 舞

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