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秋華賞 ダイワスカーレットがV

 秋の女王を決める3歳牝馬の争い、「第12回秋華賞(JpnI 芝2000m)は14日、京都競馬場で行われ、2番人気の桜花賞馬ダイワスカーレットが1分59秒1のタイムで優勝、賞金8900万円を獲得した。2着はレインダンス、1番人気のダービー馬ウオッカは3着に敗れた。
 ダービー馬か、桜花賞馬か。注目の「2強」対決は、桜花賞馬ダイワスカーレットのスピードが勝った。
 ヒシアスペンが内から強引に行く展開。鋭いダッシュからハナを奪う勢いだったスカーレットはケンカを避け、向正面から2番手に下げた。
 「(ハナに)行こうかなと思った。でも、池添クンの馬が控えないので、そのまま2番手で。4コーナーを回って先頭に立ったが、ためて行って春は負けているので、そのまま突き放す競馬をした」と安藤勝騎手は振り返った。

 これが、桜花賞でウオッカを抑えた自信か。宝塚記念で敗れ、やや自信喪失のウオッカ陣営とは大きな違いだった。
 前半1000m通過は59秒2。展開は縦長、淀みのない流れのなか、2番手追走からラスト3Fを33秒9でまとめられては他馬は手も足も出ない。
 「あのペースで行って、終いが33秒9。すごいフットワークですね。次はどこに使うか、まだ聞いていないけど、どこに使ってもこれなら楽しみです。前半を自分のペースで行ければ、終いも本当にしぶといですね」
 フェブラリーSのサンライズバッカスから始まった今年の“アンカツ”のGI狩りは、これで4勝目。武豊騎手が1勝だから、大きな差をつけた。スカーレットも年間獲得賞金が3億円を突破。第1位のウオッカを抜き去る大逆転で、ともに同じ土俵にいる最優秀父内国産馬&最優秀3歳牝馬の年間タイトルをグッと引き寄せた。
 だが、これでビッグ2の対決に決着がついたわけではない。「きょうは久々の競馬で息が切れた。次はもっと強いウオッカが期待できると思う」と四位騎手は捲土重来を誓った。
 エリザベス女王杯(GI 京都芝2200m 11月11日)で、4度目の対決を果たすのか、それとも国内外の古馬の男馬を相手に敢然とジャパンC(GI 東京芝2400m 11月25日)に挑むのか。今後の動向から目が離せないこの2頭。いずれにしても、直接対決2勝1敗でリードしたスカーレットは、今度は追われる立場になった。

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