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スプリンターズS(GI、中山芝1200メートル、10月4日) ビービーガルダン 新短距離王へ猛トレ

 昨年の覇者スリープレスナイトの電撃引退で混戦ムードとなった「第43回スプリンターズS」(GI、中山芝1200メートル、10月4日)。最終追い切りは今朝(30日)、東西のトレセンで行われ、各馬、熱気のこもったケイコを消化した。なかでも、パワフルな動きが目立ったのはビービーガルダン。昨年は重賞未勝利の身で3着に善戦。進化を遂げた今年の狙いは、もちろん初のGI制覇だ。

 この1年で貴重なキャリアを積んだ。今年、2つの重賞タイトルを手にしたビービーガルダンが、一気呵成にスプリント界の頂点を狙っている。
 「昨年は馬体重の変動が激しくて、調子が安定しなかった。それに比べると今年は体がしっかりして、現在のところ516キロ。パワーアップしている」と宇佐美助手も充実ぶりを強調した。
 重賞未勝利で臨んだ昨年はゴール直前まで先頭に立つ際どい競馬を演じた。その時の勝者スリープレスナイトが直前リタイア。“他馬の不幸は甘い蜜”といったら失礼だが、実際のところ、同馬に風が吹いてきたことは間違いない。
 何より今年に入ってから念願だった重賞タイトルを手にした。阪急杯、そしてキーンランドC。特に前走は2番手から直線で早めに先頭に立ってそのまま押し切る強い内容だった。
 「前走は予定していた函館スプリントSを外傷で回避した影響もあって正直、状態がもうひとつだった。それであれだけの強い競馬。こっちもびっくりしました」

 近年のスプリンターズSは逃げ、先行勢が大活躍。この5年間でも逃げ馬3勝、そして先行勢が2勝をマークしている。まさに先行しながら直線でもうひと伸びできる同馬にとっては、これ以上にない舞台だ。
 「左回りの高松宮記念は外々へ膨れていた。その点、右回りだと確実に伸びるし、いい体調で出走できるのが何より。もちろん、チャンスがあるんだから狙っていきたい」
 無欲のチャレンジから1年。5歳を迎え、身も心も見違えるほどたくましくなった。今年は銅メダルに興味はない。目指すは表彰台の真ん中だ。

 【最終追いVTR】安藤勝騎手を背にCWコースで単走。6F77秒2、上がり3F37秒4→12秒5の猛時計を一杯にマークした。向正面で少々掛かり、直線での反応はイマイチだったが、全体時計を考えればよく辛抱した方。コズミやすい体質だけに、今後のケアが重要になりそうだ。

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