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平安S(GIII 京都ダ1800m 27日) 本紙・谷口はロングプライド

 古豪が幅を利かすダート重賞戦線。が、しかし、競馬は生き物であるサラブレッドが主役である以上、遅かれ早かれ、否が応でも世代交代の大波は押し寄せてくる。ましてや、新ダート王として世界を見据えるヴァーミリアン不在のGIII・平安S。次代のエースを見極めるにはふさわしい登竜門といえるだろう。
 本命はズバリ、4歳馬ロングプライド。ドラゴンファイヤー、フェラーリピサ、アドマイヤミリオン、マコトスパルビエロ等、ポスト・ヴァーミリアン候補は同年代にも数多くいるが、栗東中学の悪ガキ仲間・宮本助手が「いずれは世界の頂点を目指せる馬に必ずなる」と断言するスケールの大きさは他の追随を許さない。
 さすがに歴戦の古馬にまじった昨秋のエルムS後は、未勝利勝ちからユニコーンSまで破竹の4連勝した3歳春の勢いは止められたが、前走の名古屋GPでは2着と息を吹き返した。
 しかも、レースぶりは決して納得のいくものではなかった。「計算づくのロングスパートからセーフティリードをつくって『ヨシ、勝った』と思った瞬間、4角にあった水たまりに物見してガクンと失速。相手も後ろから一気に加速していただけに、あの物見がなければ同じ負けるにしても、もっと際どかったはず」

 それでも、昨年のJCダート2着馬フィールドルージュからはわずかコンマ3秒差。同馬に秘められた素質というマグマは確実に活動を活発化している。地殻変動を起こし、一気の大噴火でダート重賞戦線の勢力図を塗りかえる可能性は高い。
 「3歳春と違って、折り合いの心配がないからどんなレースにも対応できるようになったが、まだまだこの馬は奥があって良くなる。エルムSではメイショウトウコンに完敗したけど、あの時は栗東との施設の違いで仕上げづらく、しかも、内枠で窮屈な競馬を強いられたからね。苦手な水たまりも予報では心配なさそうだし、飛躍の年にするためにも負けられない気持ち」
 ヴァーミリアンに追いつけ追い越せ! 明けて4歳馬の新旗手ロングプライドが寒風切り裂く熱砂で躍動する!

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