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データインパクト SS系種牡馬編(2)

 先週に続き、サンデーサイレンス系種牡馬産駒の狙える条件、狙えない条件等を中心にお伝えしていきたい(集計対象は過去1年)。

 ◆多種多様すぎるSS系 特徴として「芝が得意」とか「東京が得意」など、何か際立ったものはないかを調べてみた。ところが、データを扱う者としては“完敗”。苦しまぎれにいうなら、傾向らしい傾向がないのがSS系種牡馬の特徴であり、一頭一頭に個性がありすぎる。しかし、それらを個別に見た場合、かなり面白い結果が…。

 ◆芝だけが得意なSS系は? 「芝が得意、ダートはダメ」という種牡馬はゴールドヘイロー、ブラックタキシード、バブルガムフェロー、メイショウオウドウ、サクラプレジデントあたり。
 極端なのはゴールドヘイローで、芝で複勝を1万円ずつ買い続けていたら、69万円が119万円まで大幅アップする。だが、ダートで複勝を買い続けると、40万円が14万円まで激減してしまう。
 ブラックタキシード産駒も、芝では複勝回収率126%と大幅プラスなのに対し、ダートでは67%止まりと不調気味だ。

 ◆ダートだけが得意なSS系 あなたは「ディープスカイやダイワスカーレットの父アグネスタキオンと、ロジユニヴァースやアンライバルドの父ネオユニヴァースが、“ダートだけ種牡馬”の代表格」と聞いたら、信じられるだろうか?
 現実の成績を調べてみると、ネオユニ産駒の複勝を買い続けていたら、ダートでは35万円のプラス収支なのに、芝ではマイナス171万円! 一方のタキオン産駒も、ダートでは8万円のプラス収支なのに、芝では何とマイナス276万円まで“負債”が膨れ上がる。
 それにしても、イメージというものは恐ろしい。にわかに信じがたいデータではあるが、馬券でもうけたいのなら、割り切って「タキオン、ネオユニはダート種牡馬」と考えるしかない。
 ほかでは、エイシンサンディ、ゴールドアリュール、スペシャルウィーク、タヤスツヨシあたりも意外なダート種牡馬…いや、ゴールドアリュールだけは、ダートに強くても驚きはないか。

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