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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(7/14福島・7/14中京)

 先週の函館デビューの注目馬・ダンディーズムーンは、まずまずのスタートを切るとすぐに折り合いが付き好位4番手の位置取り。3コーナーから徐々に上がっていき、直線に入ると差し切る勢いで伸び始めるが、これからというところで最内の馬が強引に進路を取りに来たため、隣を走っていた馬がぶつけられ、その影響で隣の馬が本馬にぶつかりトモが大きく流れる不利を受ける。その影響でリズムを崩し3着。競馬でタラレバを言ってもしょうがないが、ぶつけられる不利さえなければ着順が変わっていたと思われる脚を見せていただけに勿体なかった。馬体にも少し余裕があり、一度使われた次走は確勝だろう。所変わって西の新馬戦、中京デビューの注目馬・ローブデソワは、まずまずのスター トから徐々に好位5番手のやや外目を追走。3、4コーナー中間あたりから徐々に外目を通って上がっていく。直線に入り手前を変えるがなかなか加速せず一時先頭に離される。ムチを入れられると加速し始め、じわじわと先頭を捕えにかかり残り50mあたりで交わし優勝。初のレースにしてはしっかりとしたレース運びでセンスの良さが見えた。結果はもちろんのこと、その走法からダートが合う。これから順調にいけばダートで良いところまでいくだろう。

 今週の福島デビューの注目馬は、7月14日(日)第5R芝1800m戦にハイアーレート。馬名の由来は「高確率。母名より連想」。牡、黒鹿毛、2011年2月1日生。美浦・大久保洋吉厩舎。父ゼンノロブロイ、母スルーレート、母父フレンチデピュティ。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はキャロットファーム。クラブ法人・キャロットクラブの募集馬で総額2800万円。母は2005年日米オークス制覇を達成したシーザリオが勝ったフラワーカップで2着に入り、芝でもダートでも堅実に走ったスルーレート。半姉には未勝利ながら17戦し11戦で掲示板にのった無事これ名馬トゥルーマートル(父ネオユニヴァース)がいる。馬体を見ると現状では後駆よりも前駆の方が勝って おり、特に肩の筋肉に目がいく。肩の筋肉は豊富な上に良質で、逆にトモにはまだ緩さが見られるが、まだ2歳でこれから。この母系の特徴であるしっかりとしたつくりが受け継がれている。現状はトモに緩さが見られる分ダートの方が良さそうだが、トモに身が入ってくれば後々芝でも上のクラスで勝負になるだろう。距離は中距離が合いそうで、蹄の大きさや形状、走法から馬場状態は問わず本来の力が発揮できるタイプ。なお、鞍上は吉田豊騎手を予定している。

 中京デビューの注目馬は、7月14日(日)第5R芝1400m戦に出走予定のロードストーム。馬名の由来は「冠名+嵐」。牡、青鹿毛、2011年2月17日生。栗東・安田隆行厩舎。父マンハッタンカフェ、母レディブラッサム、母父Storm Cat。生産は新ひだか町・ケイアイファーム、馬主はロードホースクラブ。クラブ法人・ロードサラブレッドオーナーズの募集馬で総額5250万円。半兄にはスプリンターズS、高松宮記念、安田記念、香港スプリントのGI4勝を誇る現役最強短距離馬ロードカナロア(父キングカメハメハ)を筆頭に、マイル戦以下で5勝を挙げたロードバリオス(父ブライアンズタイム)、現在9戦し3勝を挙げ、掲示板を外したのは1度という堅実派のロードガルーダ(父アグネスタキオン)がいる。馬体を見ると全体的に幅があり、良質な筋肉の持ち主。頸が太く短めで、背中はマイラーのそれ。レディブラッサム産駆は母系が強く出るようで、兄弟はみなマイル以下で勝ち星を挙げている。本馬も例に洩れずマイ ル以下を得意としそうだ。完成するのは偉大な兄同様古馬になってからだろう。なお、鞍上には浜中俊騎手を予定している。

※出走予定競争には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜日掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜日掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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