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エリザベス女王杯 叩き2戦目でニシノブルームーンが爆発

 多勢に無勢の関東馬の救世主になれるか。ニシノブルームーンは敵地・栗東に早々と乗り込み、臨戦態勢を整えてきた。

 とにかく、今シーズンの活躍は目覚ましく、最下級の500万から3連勝で一気にオープンまで駆け上がった。重賞実績はマーメイドS2着が最高だが、目下の上昇度をもってすればGIでも…を期待させる。
 5歳を迎えて眠っていた素質を一気に開花させた一番の要因を鈴木伸調教師は次のように説明した。
 「弱かった脚元がしっかりして、手加減せずにケイコができるようになったことだね。それまでは脚元と相談しながら使ってきたが、今は狙ったレースを使える」
 秋初戦の府中牝馬Sは7着に敗退。11戦ぶりに“表彰台”を逃したが、「久々で(プラス4キロの数字以上に)体に余裕があったし、返し馬からテンションも高かった」と敗因は歴然だ。

 そんな状態で前半1000メートル通過58秒1の速い流れを2、3番手で追走したら、失速もやむなし。むしろ、芝1800メートル1分44秒6という高速決着のなか、1秒差7着に踏ん張った愛馬を「休み明けだったし、上々の内容だった」とねぎらった。
 前走後は「輸送に弱い」ウイークポイントをカバーするため、万全を期して3週前に栗東入り。「(長距離輸送で)体が減ったが、すぐに環境に慣れて落ち着いた。今はカイバをよく食べているし、体も回復している」。トレーナーはブルームーンの元気な姿を確認して意を強くした。
 1週前の追い切りは、坂路で800メートル54秒9→40秒3→13秒1(馬なり)。「1週前なのでこれで十分。状態に関して心配な点は何もないですよ」と栗東入厩は確実に吉と出ている。
 「この馬の長所は勝負根性とセンスの良さ。理想は好位差しだが、どこからでも競馬はできるよ」。その卓越したセンスは13戦して着外がわずか2回という戦績にも如実に現れている。
 「(GIシリーズは)関西馬にやられっ放しだけど、そろそろ関東馬の意地を見せてやりたい」。5歳秋にしてようやくめぐってきたGIへの挑戦権。東の新星がひと泡吹かすか。

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