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京成杯 西の刺客アーリーロブストが怪気炎

 距離が2000メートルになった1999年以降、皐月賞、ダービーとの関連がグッと高まった「第49回京成杯」(GIII、中山、18日)。最終追い切りは14日、東西のトレセンでいっせいに行われ、栗東ではアーリーロブストが軽快な動きを披露した。名ジョッキーとして活躍した本田調教師にとって初めてクラシックを意識させる逸材。逃げ、差し自在のセンスあふれる走りで、まずは重賞初Vを目指す。

 静かに手応えをかみしめている。「一戦ごとに力をつけているからね。重賞のここでも楽しみを持って送り出せる」と本田調教師はうなずいた。
 馬を管理する側に回る前はカワカミプリンセス、ゴールドシチーなどとのコンビで、記録以上に記憶に残る名ジョッキーだった。調教師試験に合格した時、「血統的に目立たない馬でも、じっくり育てて、強くしていきたい」と抱負を語っていたが、アーリーロブストはまさにそんな逸材だ。

 デビュー戦は6番人気と評価は低かった。それでも3戦目に未勝利を勝ち上がると、続く前走のエリカ賞では3馬身差の逃げ切り圧勝。出世レースを勝ったことで、一躍、クラシックを意識できるポジションまで上がってきた。
 「この前は逃げ切ったけど、未勝利は控えて差す競馬ができた。どんな流れにも対応できるのが一番の強み」。中山の2000メートルはペースが読みづらく、対応が難しいコース。それだけに、このセンスは大きな武器になる。
 デキも上々だ。8日、栗東DWコースで行われた1週前追い切りは6F82秒3の好時計。併走馬をかなり後ろから追いかけて併入する、実戦並みのハードさだった。
 「気性が素直で、鞍上の指示に従順。ホントに乗りやすい馬。体のバランスもいいから、きっちり力を出し切れると思うよ」
 ジョッキー目線でも魅力たっぷりといいたげ。近年、クラシックとの関連が高まるこのレースを制して、一気に主役に躍り出るか、注目だ。

 【最終追いVTR】福永騎手を背にCWコース入り。馬なりで流す軽い調整となったが、ゴール前では自らハミを取って好気合をアピール。動き自体も実に軽快で、絶好調といえる仕上がりだ。

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