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皐月賞 美浦黄門・橋本記者がナカヤマフェスタの二ノ宮師を直撃

 3強何するものぞ! 出走馬の大半が最終調整を追え、いよいよカウントダウンが始まった皐月賞。一角崩しに静かな闘志を燃やしているのは、ナカヤマフェスタ陣営だ。軽い脚部不安のため、弥生賞を回避する誤算はあったが、ここまで東スポ杯2歳Sを含め3戦2勝、2着1回とポテンシャルは高い。美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が二ノ宮調教師を直撃した。

 −−弥生賞を回避した理由を聞かせてください。
 二ノ宮調教師「中間に左前脚の爪をザ石し、そこを馬がかばったため、反対の右脚に違和感が出てしまった。使って使えないことはなかったが、無理して皐月賞に疲れが残ったら元も子もないですからね。京成杯で距離、コースを経験していたことも回避を決めた理由のひとつです」

 −−その京成杯は、惜しくもクビ差2着に敗れ、3連勝を逸しました。振り返ってください。
 二ノ宮師「4角で落馬した馬の影響を受けたが、体勢を立て直してから瞬時に反応して伸びてきたし、勝ちに等しい内容だったと思う」

 −−ぶっつけ本番になりますが、最終追い切り(美浦ポリトラック=5F64秒2→49秒2→35秒7→11秒5、馬なり)の感想をお願いします。
 二ノ宮師「先週、ジョッキー(蛯名騎手)が騎乗して態勢を整えたので、今朝(15日)は前の2頭を追いかけ、反応を確かめると同時に、競馬が近いことを教えることに主眼を置いてやりました。心臓がすごくいい馬だし、重め感なく仕上がっています」

 −−休養前と比較して成長したところは?
 二ノ宮師「体重の変動はないが、体に幅が出たし、トモに力がついてストライドが大きくなった。とくに、肩から腰の線が伸びて父親(ステイゴールドの体形)に似てきました。気性面でも成長し、無駄な動きをしなくなりましたね」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 二ノ宮師「不安なところがなくなり、100%のデキで臨めるのは何より。理想は東京コースだが、力は発揮できる。3強相手でも力を出し切れば、結果はついてくるでしょう」

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