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ライブチャットで女子高生に裸にならせた経営者を逮捕

 インターネットの映像付き会話機能「ライブチャット」を使い、女子高生にいかがわしいアルバイトをさせたとして、愛知、岐阜両県警は9月7日、チャットルーム経営・神谷陽介容疑者(26=名古屋市北区清水)を労働基準法違反(危険有害業務の就業制限、深夜業)容疑で逮捕した。捜査本部によると、同法違反容疑でのライブチャット関係者の摘発は全国初。

 神谷容疑者は「昨年の春頃から始めた」と供述しており、1年半で約150人の少女が関わったという。

 逮捕容疑は昨年10月〜今年1月の間、ネットで相手の映像を見ながら会話などができるシステムを使用し、パソコンに設置されたカメラの前で、岐阜県各務原市の高校2年の女子生徒(16)に、18歳未満と知りながら、服を脱ぐなどの業務を7回させた疑い。労基法は、福祉に有害な場所での18歳未満の業務を禁止している。

 男性客の利用料は1時間約1万3000円で、うち約5500円が少女らに渡っていたもよう。少女らはネットの交流サイトで勧誘された女子高生が多く、名古屋市中区金山のマンションの一室で働いていた。

 両県警は、少女たちが安易なアルバイトの結果、客に映像を保存されたり、ネット上で広められたりする危険があるとして、摘発に踏み切った。系列のチャットルームが全国に少なくとも20カ所あるとみている。

 客は大阪市のサイト運営業者に料金を支払っており、神谷容疑者にはこの業者から、毎月50万〜150万円が振り込まれていた。両県警はこの業者も犯行に関わった疑いがあるとみて、捜査している。
(蔵元英二)

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