「男性と食事に行った際、最後の会計で一番注目するのは財布ですね。どれだけ札束が中身にあっても、外側が汚れていたら引いてしまいます。それにレシートが溢れている人も、整理整頓ができない人なのかな、部屋も汚れているのかな、と勝手に悪い印象を抱いてしまいます」
そんな佳奈さんは、汚れた財布を持つ人とは、交際後の苦労も想像してしまうと話す。
「自分の財布すら整理できない人が、交際した女性に継続して紳士的に接すると思えないんですよね。そういう大雑把なところは、時間の経過とともに人間関係や仕事にも影響が出る。だから出世の見込みがないとも予想してしまいます。人を見た目で判断してはいけないという意見もありますが、きちんと相手を見極めなければ、自分の時間を無駄にするだけですから」
ある専門家のデータによると、年収の高い人間は必ず長財布で、数百人を調べても高収入で2つ折りの財布を持っている者は1人も存在しなかったという。そして彼女もまた長財布を使う男性を好むようだ。
「社会人なら長財布を使ってほしいとは思いますね。大切なお金を入れる部分を曲げたり、ポイントカードやレシートばかり貯めている人はスマートじゃない。もちろん破れていたり、汚れた財布は論外です。何度も使う物ですから、財布ぐらいちゃんとお金をかけてほしいものです」
今度の週末に行われる合コンでも、佳奈さんは参加男性の財布を会計時にチェックするという。
(取材・構成/篠田エレナ)
写真・401(K) 2013