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札幌記念(JpnII 札幌芝2000m 24日) マイネルチャールズ 初の古馬相手でも力負けしない!

 過去10年間で3勝している3歳馬に、ある共通点がある。春のクラシック(皐月賞、ダービー)不出走だった2001年のエアエミネムを除けば、03年サクラプレジデント((2)(7)着)、06年アドマイヤムーン((4)(7)着)と、2冠のどちらかで掲示板に載っているということだ。簡潔にまとめると、このぐらいの実力があれば古馬相手にも互角以上の勝負が挑めるわけだ。

 今年の主役候補の一頭マイネルチャールズにとって、このデータは大きな追い風となる。しかも、同馬の場合、2冠ともに(3)(4)着と崩れていない。より勝利の可能性は高いといえよう。
 中間、時計を出したのは先週のみだが、そこはスパルタ調教で知られるビッグレッドファーム。牧場でみっちりケイコを積んできてからの競馬場入厩だけに、仕上がりうんぬんを疑問視する必要はなさそう。高杉助手も「函館入厩後はカリカリしていたけど、日に日に落ち着いてきた。またがった感じでは、かなり気配はいい」と仕上がりの良さに太鼓判を押す。
 ただ、育成段階から馬を“いじめ抜く”ことでも有名なマイネル軍団。デキ以上に気になるのが成長曲線だ。果たしてチャールズに上昇カーブを描ける“おつり”が残っているのか。このうがった見方を同助手は真っ向から否定した。
 「確かにいろいろな意味で完成してはいるが、体がもうひと回り大きくなればもっと良くなるはず。それでも春より力をつけていることは間違いない」
 春の雪辱を晴らした前記3頭に続けるか。ここは真価が問われる一戦になる。

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