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スプリンターズS(中山芝1200メートル、10月4日)シーニックブラスト 豪州最強馬が本気モードで参戦

 世界有数のスプリンター大国、豪州から最強馬がやってきた。シーニックブラストは2008〜09年シーズンの豪州年度代表馬。これまでGIで3勝を挙げており、国際レーティング122はスプリンター部門で第1位タイと、ワールドクラスのトップホースだ。

 今年は全8戦で行われるグローバルスプリントチャレンジに参戦。第1戦のクールモアライトニングS(豪GI)、第2戦のキングズスタンドS(英GI)を連勝するなど、32ポイントを獲得。第5戦終了時点で断然のトップに立っている。
 シリーズ優勝の条件は3カ国以上に出走し、42ポイント以上獲得した馬の中で最高得点を得ること。また、3カ国でGIを3勝以上すると100万米?のボーナスが与えられる。第6戦にあたるここを勝てば20ポイントが加算され、シリーズ優勝&ボーナス獲得が確実になるだけに、関係者のモチベーションも高い。

 来日は23日。滞在先の英国から15時間をかけてのフライトだったが、疲れも見せず、白井の競馬学校では連日キャンターで乗り込まれている。
 もっとも、軽い芝への適性は未知数。「結果は神のみぞ知るところ」とモートン調教師は泰然自若の構えだが、「環境の変化に動じることもなく食欲もおう盛。体調は何の問題もないよ」と不安より期待の方が大きい。
 テイクオーバーターゲット(2006年スプリンターズS1着)に続き、その名を日本全国にとどろかせるか。

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