9月上旬に帰厩。ここを目標に調整が進められてきたが、4日に行われた最終追い切りは、さらに一分の隙もなくしてやろうというハードなものだった。3頭併せで追われ、6F72秒3→59秒8→36秒5の超抜時計をマーク。見届けた高橋三師は「動きは満点」と納得の表情を見せた。
約4カ月半ぶりのレースだが、思えば昨年のJBCも4カ月の休養を挟んでいた。「デキには自信を持っているし、むしろ久々の方がいいのかな、とついつい考えちゃうね」。色気たっぷりの言葉は、馬インフルエンザ渦で調整が思うようにいかなかった昨秋には聞かれなかったものだ。
ここで復活ののろしを上げ、スプリント王の座に再び上り詰める。