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北九州記念(GIII、小倉芝1200メートル、16日)止まらないミッキー旋風 サンダルフォンがV

 サマースプリントシリーズ第3戦「第44回北九州記念」(GIII、小倉芝1200メートル、16日)は、8番人気のサンダルフォン(牡6歳、栗東・松永幹厩舎)が中団から力強く末脚を伸ばして、重賞初勝利を達成した。勝ち時計は1分7秒5(良)。

 松永幹調教師の笑いが止まらない。「スプリントと2000、サマーシリーズ両方決めてくれればうれしいですね」。うまくいく時はこんなものか。騎手時代、唯一重賞を勝てなかった小倉で、小倉記念に続く重賞連覇。16番人気だったダンスアジョイの後は、8番人気のサンダルフォンが大仕事をやってのけた。

 いつもスタートの悪い馬がこの日はうまく流れに乗った。「千二では行き脚がつかないかと心配したのに、手応えが凄く良かった」と酒井騎手。その通り、先行争いの後ろという絶好位から、直線は一気に弾けた。
 「いつも惜しい競馬だったんですが、今日はゲートが決まったのと荒れ馬場が向きました。次はセントウルS(9月13日)を考えてます」と師。6歳の遅れてきた新星が、大混戦のサマースプリント制圧を狙う。

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