ハチャメチャ好きなマニアに人気の“乱交バスツアー”は、複数の男女を集めて非日常的なハプニングエロを楽しむというもの。業界関係者によると、郊外などにわざわざ出向いていることもあり、観光名所付近の死角や混浴温泉を舞台に野外露出プレーに走るマニアも少なくないという。
当局は逮捕案件となったバスツアーをめぐり、木崎容疑者らのわいせつ行為を手助けしたとして、同ほう助の疑いで埼玉県和光市白子、東京・新宿のハプニングバー「MASK」を経営する武田康嗣容疑者(47)とその妻(33)も逮捕した。
木崎容疑者ら2人の逮捕容疑は6月7日午前10時半ごろから約15分間、関越道下り線を走行中の観光バス内で全裸になり、わいせつな行為をした疑い。
特別捜査隊によると、木崎容疑者は音楽プロデューサーとしても活躍。「下着はつけていた」と供述し、容疑を否認している。フジテレビの人気音楽番組「夜のヒットスタジオ」を1987年から担当するなど、主に音楽畑で敏腕をふるってきた。そうした経歴から日本レコード協会主催の「日本ゴールドディスク大賞」のアドバイザーを務めている。
武田容疑者は東京都新宿区内で客同士がわいせつな行為を見せ合うことなどを売り物にしたハプニングバーを経営。今回の事件では「大人の遠足」と称して、群馬県の温泉に日帰りバスツアーを企画し、同店の客ら12人と一緒に参加していた。
ツアー参加費は男性が1万5000円、女性が3000円。約2年前から計7回のツアーを実施してきたという。参加呼びかけには「車内は移動ハプニングバー状態」などとうたい、ハプニングバー好きな顧客にターゲットをしぼって集めていたもよう。バスの窓には目隠しをしていなかったようだ。