会場は歩けないほど混んでいるのではないか、と思う方も多いかもしれないが、休日含め、決してそんな時間帯はない。会場全体を見て回るのにもさして時間は要しないし、輸送駅弁コーナーに入るための待ち時間だってたいしたことはないから、お年を召した方でも大丈夫だろうし、健康な方ならより気軽に出かけられるはずである。
開店と同時に百貨店になだれ込むのが趣味の人たちが、混む混む、と喧伝しているだけなのではないか。
但し、峠の釜めしは、時間限定販売ゆえ、階段にまで列を作ることになるが。
では、2010年の同大会を参考に、全国のおススメ駅弁をいくつか挙げてみる。
昨年、実演販売で分厚い国産牛をジュージューとグリルしていた様子が会場に人気だった、淡路屋・<神戸のステーキ弁当>。是非、チンして食べたい。肉もつけ合わせの温菜
も、ホンモノ志向の味わいが最高だ。また、同社は、<N700系新幹線弁当>も、味自体が旨いから、今回も安心してお子さんのお土産に出来るだろう。
ますのすしの源・<ぶりかまめし>。安心のブランドだが、翌朝さらに味がしみたところを、シブめの赤ワインに合わせるとグルメな“口福”がある。
難点は、かなりかさばることか。
ならば、必須の準備として、是非ぺっちゃんこの小型ボストンバック(お薦め)を用意してほしい。
これだけで、ぶりかまを3個くらい買ってもさらに、酒二本入りで一番嵩の大きい松江駅の<ごきげんべんとう>まで、へっちゃらで入る…。
高知の<さば姿寿司>もいい。豪快な見た目に加え、味もワイルドさを残しつつも万人向けなのは、技、なのだろう。井筒屋・<湖北のおはなし>などとともに、年配の方へのおみやげなどにとても喜ばれそうだ。