不祥事を起こしたのは京都府京都市山科区の市立安祥寺中学校の男性教諭(28)で、授業中に複数の女子生徒のスカート内を盗撮していたことが分かった。
市教育委員会によると、10月19日の理科の授業で、男性教諭がデジタルカメラを持って、女子生徒を下から撮影しようとするような不審な動きをみせ、複数の生徒がそれを目撃し、別の教師に相談した。
男性教諭は当初は盗撮行為を否定したが、市教委が調べたところ、職員室にある男性教諭の公用パソコンと自宅のハードディスクから、女子生徒のスカートの中を盗撮した画像が100枚以上見つかった。下着が映った画像も大量に保存されていた。今春から繰り返し、多くが授業中に撮ったとみられる。
市教委によると、男性教諭は「精神的な負担が積み重なり、現実逃避したかった」と盗撮を認めている。市教委は山科署に通報、22日から自宅謹慎となっており、その処分を検討している。
男性教諭は08年度に採用され、理科の担当だった。学校のホームページに載せる写真撮影の担当で、普段からカメラを持ち歩いていた。
吉藤兼三校長は「生徒や保護者に大変申し訳なく思っている」とのコメントを出した。
さすがに、授業中の盗撮など絶対にあってはならないこと。今後、被害を受けた女子生徒の心のケアが必要となるだろう。
(蔵元英二)