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佐世保乱射事件、犯行動機は“ストーカー体質”による歪んだ恋愛感情か

 犯行動機は歪んだ恋愛感情か。長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件で、馬込政義容疑者(37)=自殺=が水泳インストラクターの倉本舞衣さん(26)に一方的に恋愛感情をつのらせ、それが成就しないことなどから凶行に走った可能性が18日、浮上した。殺害された倉本さんは交際相手の男性に、馬込容疑者のことを「気持の悪い人なの」と話していた。
 佐世保署捜査本部の調べでは、倉本さんの交際相手の男性は事件の3日前、惨劇の舞台となったスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で全く面識のない馬込容疑者から「どこに住んでいるのか」などとしつこく話し掛けられていた。倉本さんに思いを寄せるばかりでなく彼氏にまで接近するのはきわめて異常だ。クラブ会員でもあった倉本さんの交際相手は、同容疑者の質問責めをなんとかやり過ごし、個人情報を与えなかったという。

 倉本さんのいるプールサイドをガラス張りの窓から、同容疑者がじっと眺めていたという目撃情報も飛び出した。
 馬込容疑者は5年前にスポーツクラブに入会。いっとき会員をやめていたが、今年に入って再入会した。自宅周辺では銃を片手にぶらつき歩くなどしたため、近隣住民は地元駐在所に「銃を持たせて大丈夫か」と問い合わせたほどだった。倉本さんに対しても、恋愛成就には程遠い奇怪な言動をとっていたわけで、こうしたストーカーまがいの行為を繰り返していた可能性もある。
 一部報道では、同容疑者は事件当日、同級生10人をスポーツクラブに誘っていたという。自分が無職の割には給与所得者の友人を「小さい」と小バカにしていたとの情報もあり、相当うっ屈していたようだ。
 大きなことをやってやる的な言動もあったというから、ありったけの友人を道連れにおのれのかなわぬ激情をぶちまけて人生の幕引きをはかった可能性が高くなってきた。

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