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銀行支店長が女子大生のスカート内を盗撮

 兵庫県警明石署は10月1日、駅のホームで女性のスカートの中を盗撮したとして、県迷惑防止条例違反の疑いで、但馬銀行(本店=同県豊岡市)渦ケ森(うずがもり)支店(同県神戸市東灘区)の支店長の男(48=同県加古川市加古川町)を逮捕した。

 支店長は「撮影したことに間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、9月30日午後11時5分頃、同県明石市大蔵谷狩口のJR朝霧駅のホームで、女子大学生(22)に後ろから近づき、スカート内をスマートフォン(高機能携帯電話)で撮影したとしている。

 同署によると、支店長は盗撮に気付いた女子大学生に問い詰められ、ホームに到着した電車に飛び乗った。女子大学生も追いかけて乗車したが、ドアが閉まる直前に飛び降りて駅から逃走。しかし、近くにいた他の乗客らが約100メートル追いかけて捕まえて、駆けつけた同署員に引き渡したという。

 但馬銀行は同県内で、地域に根差した営業を展開する地方銀行。同県を中心に75店舗を保有し、従業員数は727人(3月現在)。明治30年(1897年)に美含銀行として設立され、昭和7年(32年)に香住銀行に、昭和31年(56年)に現在の但馬銀行に商号を変更した。平成9年(97年)には創業100周年を迎えた老舗だ。

 地方銀行とはいえ、支店長の座まで上り詰めることができるのは、ひと握りの人材だけ。そこにたどり着くには、並大抵の努力ではなかったはず。この支店長はハレンチ行為で、その努力で築いた立場も失ってしまうのだろう。
(蔵元英二)

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