こんにちは。キャバクラ小説家のyanagiです。
　今回は、ちょっと驚きの情報が入ったので、そちらをお届けします。

　キャバクラと言えば、男が客で、女の子が接客をするのが当たり前だと思っていますよね…？　私も、そう思っています。例外としては、指名嬢が友達のキャバ嬢のお客さんにダブル指名されたり、その人の連れに場内指名されたりして、あとから自分の指名客にその友達のキャバ嬢を指名させる「指名返し」という単語は、昔からありました。ですがこの場合も、結果として純粋な「客」なのは男だけなので、完全なる例外とは言えないかも知れません。

　最近、渋谷や新宿で、「女の子同士でキャバクラに行く」という話を耳にしました。冷やかしのようなものかと思って話を聞いていると、「気に入ったら指名する」「ドリンクなんて仕事のできない子から要求されたら、説教する」と、辛口な男性客顔負けなことを言うのですから、もうびっくりでしたよ。

　キャバ嬢側は女性客に対してどんなイメージで接客しているのかと言うと、「この席はガールズトークね」と割り切って、男性客には絶対言わないような恋愛話などで、けっこう楽しんでいるとのこと…いやあ、世の中本当に、何が起こるかわからないものです。

　「営業とかかけられることあるの？」と尋ねてみたところ、「なんで最近来てくれないんですか〜ってたまに連絡あるよ」とのこと。そのあたりは普通の営業とあんまりかわらない様子。

　いやはや、女の子に指名嬢取られちゃったら…どうしましょうね。世の男性陣、ネオン街でも、男の敵は男ではなくて女…なんて時代が来てしまったのかもしれませんよ。

執筆者　yanagi
1978年生まれ。作家、フリーライター、心理カウンセラー、サプリメントアドバイザー。メールカウンセリングサイト「ysカウンセリングルーム」、ライタースタジオ「スタジオY」主催。元バーテンダーでもあり、キャバクラ・スナック等のネオン街の裏事情にも明るい。現在、電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、yanagi名義で「ネオン街三部作」等、キャバクラを舞台にした小説を多数発表している。
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