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天皇賞・春(GI 京都芝3200m 29日) メイショウサムソン 春天へ死角なし

 年明け初戦、そして転厩初戦でもあった大阪杯を快勝。順調な滑り出しを迎えたメイショウサムソンが、前哨戦を叩かれて青写真通りの上昇カーブを描いている。
 「手探り状態だった」(高橋成師)という中で、しかも2冠馬という強大な肩書き。大阪杯を勝つには勝ったが、一方で“必勝”の2文字からくる仕上げすぎの不安がないわけでもなかった。
 しかし、そこは“ビッグ・シゲ”たる同師の懐の深さだ。動じることなく「きちんと疲労が残らないような状態でもっていったから。レース後の攻め馬でも苦しそうな素ぶりは見せていないよ」。淡々と語るなかにも、師の自信が伝わってくる。
 「状態さえ良ければ折り合いのつく馬だからね。こういう馬が厩舎にいると、スタッフ一丸となれる。期待に応えられるよう頑張ってほしいね」
 今朝はDWコースで6F76秒5、終いも12秒2でまとめる圧巻の動きを披露。これで負けたら仕方がないというほどの仕上がり状態だ。

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