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末期状態 福田首相の深夜徘徊と泣き落とし

 福田康夫首相の“深夜徘徊”と“泣き落とし”が始まった。揮発油税の暫定税率期限切れで醜態をさらした福田政権は、道路整備費財源特例法改正案という新たな火ダネを抱え完全な末期状態に陥っている。

 福田首相の深夜徘徊が始まったのは1日。官邸で総理番記者に「夜桜を見に行く」と言い残して徒歩で外出した。まさか花見で浮かれているような状況ではないだろうと、記者団が2日夜「昨夜はどういった心境で夜桜見学に出かけたのか?」とたずねたところ、次のように答えたという。
 「別に心境も何もないですよ。あなたがただってよくやることじゃないですか」。表情ひとつ変えずに話す首相。けげんそうな顔の記者団に「すぐ近くに親戚が引っ越してきたからその家に行っただけの話」と取り繕ったというが、妙な胸騒ぎを覚えずにいられない。
 不吉な前兆はそればかりではない。3日配信の「福田内閣メールマガジン」では、暫定税率期限切れによるガソリン値下げについて「人気取りに走るのではなく、必要なことであれば国民の皆さんに負担をお願いするのが、国民の生活と経済を守るべき政治の責任だ」と正当性を強調。もはや国民に対する泣き落としといっていい。
 そんな状況下でまた新たな火ダネが襲いかかっている。国の道路特定財源を2008年度以降も10年間維持する道路整備費財源特例法改正案の衆院再議決が避けられないほか、09年度から全額一般財源化するという首相の新提案と矛盾するためだ。民主党が法案を出し直すよう求めることは必至で、政権運営はますます難しくなる。

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