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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/9) セントウルS

◆阪神11R セントウルS

◎マジンプロスパー
○ロードカナロア
▲サンカルロ
△カレンチャン
△エーシンヴァーゴウ
△エピセアローム

 スプリントGI3連覇を狙うカレンチャンを筆頭に、4着だったダッシャーゴーゴーを除く春の高松宮記念上位馬が参戦。これぞ前哨戦、といった熱い闘いが期待できそうだ。3週間後に“本番”スプリンターズSを控えていることが予想を難しくさせるが、春シーズンからの勢力図を大きく塗り替えるような傑出した上がり馬もなく高松宮記念をベースに予想を組み立てて問題ないように思う。

 5か月半ぶりの実戦を不利とは考えないが、牡馬と同斤の56キロを背負うカレンチャンには不安を感じる。480キロ台の牝馬とはいえ、牡馬のそれと同じようには考えられない牝馬の負担重量。今回と同じ56キロを背負った3月のオーシャンSでは、香港帰り、3か月ぶり、道悪などが影響したにせよ4着に沈んでいる。元々、叩いて良くなるタイプだけに今回は割り引きが必要ではなかろうか。

 阪神コースが得意なサンカルロは、昨秋と同じローテーションながら放牧先からの帰厩を早めたこともあり仕上がり状態は昨年よりも良好。もちろん次走を見据えての仕上げではあるが、流れの速い関西のレースは歓迎であり、流れが向けば勝つチャンスがある。

 ロードカナロアは、前走・函館SSで内の窮屈なポジションに入るシーンもあり2着。あの不利を盛り返してくるあたりが“強さ”であり、心身両面の成長、充実ぶりが感じられる。強敵相手でも優勝候補の一角は譲らない。

 注目は、高松宮5着だったマジンプロスパー。実績から、このメンバーに入るとワンパンチ足りない印象は否めないが、好位をキープする脚質は開幕週の馬場にフィットする。前走快勝後も順調に調整ができており体調は万全。舞台を味方に、少しだけ春より差が縮まれば強敵相手に一泡吹かす可能性があるのでは。

【馬連】流し(3)軸(2)(4)(6)(9)(10)
【3連単】フォーメーション(2)(3)(9)→(2)(3)(9)→(2)(3)(4)(6)(9)(10)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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