放送を見る限りは、明らかにみのがTBSの吉田明世アナの腰に手をまわし、吉田アナがさりげなくその手を払っているように見えるが、みのはこれを全否定。TBS側も「セクハラ行為はなかったが、紛らわしい行為だったため、今後このようなことがないよう気を付ける」と、みの本人ではなく番組スタッフが謝罪するという笑ってしまうような幕切れで、事をもみ消すことに終始した。
「被害者であるはずの吉田アナは番組を降板させられる可能性が高く、局内でも可哀そうなほど元気がないようです」(同局関係者)
TV関係者の誰もが腫れ物に触れるかのごとく語りたがらないこの問題に、あのアナウンサーが口を開いた。
問題の放送日から3日後、阿佐ヶ谷ロフトAで、自著『いつも一言多いあのアナウンサーのちょっとめったに聞けない話』の出版を記念したトークライブを開催していた元フジテレビアナウンサーの長谷川豊だ。
『とくダネ!』などで活躍するも、ニューヨーク赴任中に会社の経費を横領したとしてフジを追われ、吉田アナ同様“スケープゴート”にされた過去を持つアナウンサーである。
ライブを観覧した女性によると、長谷川は実際にその現場にいたわけではないと前置きしつつも「番組にとってこの人がいないと成り立たないっていう人いるじゃないですか。そういう人に対してテレビ局っていうのは甘いところはありますね」とテレビ局の裏側を暴露。
続けて「一つだけヒントを言うと、奥さんが亡くなった頃から変わっちゃったんですよねえ。昔はそうじゃなかったんですけどね」と、みのセクハラ癖は今回が初めてではないことを暗示してみせたのだった。
さて、当の本人はというと、司会者としては異例の“二度目の夏休み”に入っている。(明大昭平)