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ローズS(GII、阪神芝1800メートル、20日) 本紙・谷口はレッドディザイアに確信の◎

 今週は東西でラスト1冠をかけたトライアルが行われる。中でも注目は桜花賞、オークスでともに2着したレッドディザイアが復帰する秋華賞TR「第27回ローズS」(GII、阪神芝1800メートル、20日)だ。今夏を無事に乗り切り、馬体も春からパワーアップ。中間も牝馬らしからぬ猛ゲイコを積んでおり、死角らしい死角は見当たらない。関西本紙・谷口記者も確信の◎を打った。

 今秋は、打倒! ブエナビスタを“至上命題”に、燃えに燃えているレッドディザイアが絶対本命だ。
 1/2馬身差2着に終わった桜花賞に続き、「絶好のタイミングで抜け出し、誰が見ても勝ったと思ったのにね。普通じゃありえないよ」と悪夢のシーンを大渡助手が振り返るオークスがハナ差2着。そのオークスは、“勝者は永久に称されるが、2着馬はいつしか忘れられる”という先人たちの格言も吹き飛ぶほどの歴史に残る名勝負だった。

 悲願成就へ向け、今夏を無事に乗り切り、栗東へ帰厩。もちろん、春からの成長の跡も見逃せない。
 「またがった感触だけでも馬がひと回り大きくなったのが分かる。全体的にボリュームアップした証拠に、中間もすごい時計が出ているし、追ってグッと沈むフォームは素晴らしいの一語だね」
 さらなら進化を遂げた彼女の眼前に、宿敵ブエナビスタがいないとなれば、小細工はいらない。あとはもう己のパフォーマンスをきっちり見せるだけだ。
 「火曜(15日)の軽量で492キロだから、輸送を考慮するとオークスぐらいの体重で臨めると思う。もちろん、最大目標は次の秋華賞だけど、ブエナがいない以上、負けられない気持ちで僕らスタッフはやってきたからね」
 3度目の因縁対決へ。磨きのかかった豪脚を披露して、敢然と2冠馬に挑戦状を叩きつける!

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