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ダービー穴馬特集 特注馬はコレだ!

 「第74回東京優駿(日本ダービー)」(JpnI 東京芝2400m 27日)へのカウントダウンが始まった。23日にはヒラボクロイヤルを残し、出走馬のすべてが追い切りを終了させた。1番人気候補のフサイチホウオー、皐月賞馬ヴィクトリーが無難に調教を済ませた中で、これらの有力馬に対して牙をむく陣営がチラホラ現れてきた。近年は手堅い傾向にあるダービーだが、果たして…。
 皐月賞で11着に大敗したナムラマース=藤岡佑騎手は「別馬」という表現で現在のデキの良さを伝えた。
 「もともと攻め馬で動かないタイプなんだけど、それが今回は別馬のように素晴らしい動きをした。それだけ精神状態が良くなっている証拠でしょ」
 有力馬をしのぐ充実ぶりに加えて藤岡佑は末脚勝負にも自信を見せる。
 「前走は力のいる馬場がこたえて伸び切れなっただけ。パンパンの良馬場でやれればこの馬の脚が爆発するよ」。藤岡佑は皐月賞からの逆襲に手応え十分だ。
 この藤岡佑が21歳での最年少ダービー騎手を目指す一方、ベテラン勢では武豊がタスカータソルテとのコンビでダービー最多の5勝を狙う。今春のGIでは天才らしさが見られないものの、そこは腐っても武豊…陣営が寄せる信頼は絶大だ。
 「期待の素質馬に最高の助っ人がやってきてくれた。豊君ならこの馬の力を最大限に引き出してくれると思うし、能力を出し切れば勝ち負けの圏内に入れると思う」
 藤原英師は武豊とのタッグで大物食いを狙う。
 一方、弟・武幸四郎はヒラボクロイヤルで初のダービー制覇を狙う。
 「素質は他馬と比べても負けない自信がある。あとは激しい気性をいかにレースでいい方向へと持っていくか。僕自身、それができれば十分にチャンスはある」。
 三者三様…それぞれの思いを込めて頂点の戦いへと挑む。
 一方、関東では2頭がスタンバイしている名門・藤沢和勢が見落としてはいないか。
 フライングアップルは皐月賞の12着が嫌われているようだが、4角で外に振られ嫌気を差したのは事実。むしろ、東スポ杯2歳S(0秒1差2着)、共同通信杯(0秒1差3着)で、フサイチホウオーと接戦を演じている“コース適性の高さ”に着目したい。以前、藤沢和師が「東京の坂上を馬なりで上がっていく馬なんて滅多にいない」と脱帽していたのを思い出す。
 前走を除けば(2)(1)(1)(2)(4)(3)(1)着の世代屈指の手堅さだ。「むちゃくちゃ順調。ラーイだけど距離は大丈夫そうだし、出たくても出れない馬がいるんだからね」と師は勝算ありの口ぶりだ。
 もう一頭のプラテアードも今年に入り、(4)(3)(3)(2)(1)(2)着と尻上がりに成績を上げてきた。「元気はいいよ。レースが上手なのでいい位置で競馬を進められるはず」と藤沢和師の評価も高い。
 「ダービーは特別なレース。まだ縁がないからといって、気合が入っていないわけじゃないんだよ」。指揮官はそう笑うが、この気楽なムードが逆に怖い。

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