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東京新馬

 11日(日)のダ1600m戦は、単勝130円と断然人気を集めた関西馬のダンツウィニング(牡、父コマンダーインチーフ、母テーケーレディー=栗東・山内厩舎)が1分37秒9(不良)のタイムで優勝。人気に応えた。
 田中勝騎手はこの勝ち星で初の年間100勝を達成。勝利の味もまた格別だった。「パドックで一頭だけ馬が違っていた」と言うように、この時点でほぼ勝利を確信した。
 スタートしてから、砂を被って頭を上げるシーンはあったが、それ以外はまったく危なげがなかった。「直線を向いてゴーサインを出したら反応が良かったし、楽に差し切れると思った」着差は半馬身だが、内容はそれ以上に強かった。昇級してもダートなら即通用する。
 同日の芝1800m戦は、アグネスタキオン産駒のミステリアスライト(牡、母オウリエット=美浦・小島太厩舎)が、上がり3F34秒4とメンバー最速の差し脚を爆発させ勝利をゲットした。勝ちタイムは1分53秒4(稍重)。
 道中は内の苦しいところに入ったが、「うまいことクリアしてくれた」と蛯名騎手。センスと素質の賜物だ。わずか0秒1差と薄氷を踏む勝利にも、「余力があったし、届くと思った」とジョッキーは振り返った。

 「素質は高いが、気性がまだ幼い。テンションが上がらないでレースができるようになれば、先々楽しみ」課題を残すが、クラシックを意識させる逸材なのも確かだ。
 10日(土)の芝1600m戦は関西馬のイイデシンゲン(牡、父ブライアンズタイム、母ミラーズミガ=栗東・昆厩舎)が断然人気に応えて優勝した。勝ちタイムは1分38秒8(稍重)。
 道中は絶好の2番手を進み、坂を上がってゴーサインが出ると後続を一気に置き去りにし、2馬身差の完勝。次元の違う強さを見せつけた。
 藤田騎手は「ケイコ通り動いたし、強かった」と相変わらずのポーカーフェイス。一方、昆師も勝って当然とばかりに胸を張った。「遅生まれ(6月5日)なので大事に仕上げてきた。今日のところはまだ80点の仕上がりで、これからまだまだ良くなる。次走は二千ぐらいを使いたい」前途はまさに洋々としている。
 同日のダ1300m戦はモンスターパーク(牡、父フォーティナイナー、母イーエルブロッサム、美浦・松山康厩舎)が、2馬身半差をつけて圧勝。人気に違わぬ強さを見せつけた。勝ちタイムは1分19秒0(不良)。
 「気持ちが前向きすぎるので、行ってしまう(掛かる)のではないかと心配した」勝つことが大前提。むしろ、内容にこだわっていたという後藤騎手もこれなら納得だ。中団でスムーズに折り合って最後は一気に弾けた。
 「完成度が高いし、精神的にも強い。ダートなら上(オープン)まで行ける」今後は体質強化が課題のようだ。

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