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阪神大賞典 アイポッパー 盾に名乗り!

 7歳を迎えてようやく本格化。天皇賞・春へ向けた古馬が激突した「第55回阪神大賞典」(GII 阪神芝3000m 18日)は、武豊騎乗のアイポッパーが3分8秒3のタイムで勝利。単勝160円の断然人気に推されたドリームパスポートをアタマ退け、重賞2連勝を達成した。
 スタート直後はデルタブルース、マイソールサウンドによるハナ争いが展開されたが、結局、主導権を握ったのはコスモプロデュース。騎乗者がそろって「ペースが落ち着きすぎた」というように、前半1000mは65秒1のスローペースで流れた。
 1週目の直線で「引っ掛かって、引っ掛かって仕方なかった」(安藤勝騎手)ドリームパスポートが辛抱たまらず前へ進出する中、「相変わらず乗りやすい」(武豊騎手)というアイポッパーは、まさにその真逆。その後ろでピタリと折り合うと、満を持して追い出した最後の直線でもしぶとく脚を伸ばし、人気馬4頭(トウカイトリック、デルタブルース)による接戦を見事に力でねじ伏せた。

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