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菊花賞(JpnI、京都芝3000メートル、26日) 特捜班は栗東滞在の小桧山厩舎2頭を指名

 今週も東から嵐が吹くか。ダービー1、3着馬不在の中、波乱必至の大混戦となった「第69回菊花賞」(JpnI、芝3000メートル、26日)。先週の秋華賞は栗東に滞在した関東・小島茂厩舎所属のブラックエンブレムとプロヴィナージュが1、3着を占め、3連単1000万円超えのビッグな配当が実現した。今週、その再現を狙っているのが小桧山厩舎のスマイルジャックとベンチャーナインだ。神戸新聞杯の後は栗東に居残り、トレーニングに励んできた。滞在効果てきめんの2頭が、菊の冠を7年ぶりに美浦に持ち帰る。

 馬券だけでなく、いろいろと穴が好きな特捜班もぶったまげた。先週の秋華賞。1着は11番人気のブラックエンブレム、2着は8番人気のムードインディゴ、そして3着は16番人気のプロヴィナージュで決まり、3連単はGI史上最高の1098万2020円。リーマンショックも吹っ飛びそうな超特大の配当が飛び出した。
 まともな推理ではとてもたどりつきそうにないこの結果だが、何の脈略もなさそうで、実はある。
 1着馬と3着馬はともに関東の小島茂厩舎所属。そして2頭とも、美浦からの直前輸送ではなく、前哨戦のローズSの前から栗東に滞在して、本番に備えていたのだ。ともに前のレースで惨敗したため人気が急落したが、春には重賞戦線でちゃんと実績を残していた実力馬。調子は上がっているのに完全に人気の盲点だった。
 今回、同じシチュエーションの馬がいる。小桧山厩舎のスマイルジャックとベンチャーナインだ。
 ともに前走の神戸新聞杯後から栗東に滞在しており、スマイルの梅沢調教厩務員は「美浦より静かな栗東で、しかも逍遥馬道を使って運動できたから短期間でも急激に力をつけている」とうなずいた。ベンチャーの須藤厩務員も「美浦より勾配のきつい栗東の坂路で乗って、さらにコースを2周するなど、豊富に乗り込んできた」と2頭ともかなり攻めを強化されている。
 神戸新聞杯の前はどちらも寂しい体つきだったが、この中間はこれだけ負荷をかけても「プラス体重で出走できる」と口をそろえた。これぞ滞在効果。スマイルの前走は折り合いを欠き9着だったが、落ち着きのある今ならダービー2着の底力を信頼していい。梅沢調厩員は「ダービーのように折り合いさえつけば、好勝負になる。チャンスはかなりある」と色気たっぷり。また、前走4着と健闘したベンチャーも、須藤厩務員は「体に張りが出て状態は上向き。折り合いさえつけば切れるよ」と勝ち負けを意識している。
 GI馬もダービー1、3着馬も不在の今年なら、金銀独占も十分ありそうだ。

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