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京成杯AH(GIII 中山芝1600m 9日) 東の筆頭は衰え知らずの8歳馬

 約8カ月半ぶりに戦列復帰した関屋記念では、そのマイケルバローズからクビ差遅れること4着。東の筆頭として関西勢を迎え撃つのはカンファーベストだ。
 関屋記念連覇の夢はカンパニーに阻止されたものの、8歳馬にして実力健在を強烈にアピール。また、京成杯AHは昨年、ハナ差2着と悔しい敗戦を喫しているだけに、陣営もリベンジに燃えている。
 無事是名馬の“お手本”だ。市毛調厩員は関屋記念で、「体も気性もまだまだ若い」ことを改めて確認。仕事にも一層精が出る。「年内で引退?いや、来年も現役を続けると思いますよ」と現役続行に強い意欲を示した。

 「疲れはないし、反動も出なかった」衰え知らずの老雄は中間も元気いっぱいだが、「体が減っていた(16kg減)ので、楽をさせた」とケアも怠りない。1週前追い切りは坂路で53秒7→38秒2→12秒0。「終い重点にやったが、全体的に落ちついていていい動きだった」と笑顔の市毛さん。「輸送減りすることを想定して、体をつくっている」と用意周到に調整は進められている。
 当日、馬体重が減っていてもそれは想定内。神経質に考えないことだ。大器晩成を地でいった父アンバーシャダイも目を丸くする(?)タフネスホース。普通に走ってくれば、自ずと結果はついてくるに違いない。

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