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関東の秘密兵器ココナッツパンチが急上昇

 今週のメーンは3冠クラシックの第1弾「第67回皐月賞」(GI 中山芝2000m 15日)。東西の3歳馬の精鋭が一堂に会し、熱戦が期待される。
 下馬評では4戦4勝のフサイチホウオーで断然ムードだが、競馬に絶対はないことは、先週の桜花賞のウオッカで実証済みだ。ここにきて評価がうなぎ上りなのが、関東の秘密兵器・ココナッツパンチ。2戦目の弥生賞でクビ差2着は能力がなければできない芸当。今朝の追い切りでも絶好の気配を披露した。
 キャリア1戦で挑んだ弥生賞では大外を回るロスがありながら、アドマイヤオーラのクビ差2着。上がり3F34秒4はメンバー最速と、素質の高さを存分に見せつけた。
 が、指揮官は決して満足していない。「2戦目であの競馬をしたことを皆さんは評価してくださるようだけど、ボク自身は勝つつもりでいたからね」と大久保洋師。
 「レース前から心配していたことだけど、1度実戦を経験したことで、前半にいくらか行きたがった。負けたのはその分だろう。まあ、中山コースは初めてだったし、掛かった割には終いも長くいい脚を使っているからね。力は見せられたかな。3戦目なら、もうひとランク、競馬が上手になってくれるでしょう」
 今朝はいつも通り、吉田豊騎手を背に坂路で3本。1、2本目を軽く上がった後、800m54秒6→36秒8→11秒9をマークした。
 5日の1週前追い切りでもラスト3F35秒8→11秒4を計時しており、「順調にきているし、やることはやってきたつもり。弥生賞で権利を取れたから、調整は楽だった。ここまでは思った通りにきているよ」と師。一方、吉田豊騎手も今朝の感触を「リラックスして走っていたし、前走以上の雰囲気です」と伝えた。
 本番では前走で先着を許したアドマイヤオーラに加え、4戦4勝のフサイチホウオーが待ち構えている。「一連のトライアルでは弥生賞が一番レベルが高かったと思う。あの組とは互角だろう。でも、総合的に見ると、やっぱりフサイチが一歩抜けているかな」と師はみるが、「それでも桜花賞ほどの開きはない。頭ひとつだろう」という。
 その1強ウオッカでも敗れるのが競馬の怖さ。「力を出し切れればチャンスはある」と結んだ師の表情には自信の2文字がしかと見て取れた。

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