牝馬は強かった！　先週大井競馬場でおこなわれた「第50回黒潮盃(SII)」。本命に推したリオデジャネイロ五輪のスラローム男子カナディアンシングルで銅メダルに輝いた羽根田卓也選手のように経験を積みながら力を付けてきたジャーニーマンは、スタートこそまずまずのスタートを切ったもののなかなか進んでいかず出ムチを入れる。道中は中団に位置していたが、出入りが激しく目まぐるしく順位が変わる激しい競馬。本馬は内々を回りながら脚を溜めたが、直線ではじりじりとしか伸びず10着。スタート後の行き脚や道中の手応えを考えると、結果的に状態が完全ではない上に、1800m戦はやや長いのかもしれないです。

　さて、今週は「第13回スパーキングサマーカップ(SIII)」が川崎競馬場でおこなわれます。

　本命には完全本格化したレガルスイ。前走の京成盃グランドマイラーズでは、好スタートを決めると、道中もしっかりと折り合いが付き、終いはメンバー中2位の上がりで2着に0秒5差付ける圧巻の走り。その圧巻の強さは、リオ五輪・柔道男子73kg級金メダリスト・大野将平選手のようです。今回は同型になりそうなのは昨年の覇者・ブルーチッパーがいますが、どちらも何が何でも逃げなくてはならない馬ではなく、番手からでも競馬ができます。となれば前は楽なペースで進め、勝ち負けの可能性大。

　相手本線は前走完全復活の走りを見せたリアライズリンクス。前走のパドックでは申し分ないデキ。今回もデキを維持できていれば本命馬を逆転してもおかしくありません。

　▲は昨年の覇者・ブルーチッパー。

　以下、インプロヴァイズ、グランディオーソまで。

◎(9)レガルスイ
○(13)リアライズリンクス
▲(12)ブルーチッパー
△(2)インプロヴァイズ
△(8)グランディオーソ

買い目
【馬単】4点
(9)→(2)(12)(13)
(13)→(9)
【3連複2頭軸流し】3点
(9)(13)-(2)(8)(12)
【3連単フォーメーション】9点
(9)→(12)(13)→(2)(8)(12)(13)
(13)→(9)→(2)(8)(12)

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

＜プロフィール＞
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。