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皐月賞 週も主役は“松国”厩舎 スカーレットに続け! フサイチホウオーが1冠奪取へ

 松田国厩舎が2007年牡牝クラシックを完全制覇だ!桜花賞のダイワスカーレットはチャレンジャー的な立場だったが、「第67回皐月賞」(GI 中山芝2000m 15日)に送り出すのは堂々の主役馬。世間一般には混戦模様と目される牡馬クラシック第1弾。しかし、勝つのはフサイチホウオーだ。
 ここまで目下4連勝。うち重賞3連勝中と断然の蹄跡を残しているフサイチホウオーだが、強調すべきはその3戦すべてで有力馬たちを退けてきたこと。東スポ杯2歳Sでは後の2歳王者を、ラジオNIKKEI杯2歳Sでは毎日杯の覇者、若葉Sの勝者を、さらに共同通信杯ではディープインパクトの弟以下を子ども扱いにしてきた。
 特に前走の共同通信杯は能力の高さをまざまざと見せた一戦となった。「馬場が凍結していて、追い切りの後はキャンターなしで挑むしかなかった。正直、一種の“賭け”だった」と松田国師が明かすように、明らかに完調手前での出走。鞍上の安藤勝騎手もレース中の手応えを「本気で走っていない感じで、あともうひとつあるギアにチェンジできなかった」と振り返っている。
 プラス10kgの体重増。両人の言葉通りケイコ不足の感は否めなかった。が、持ち前のしぶとさで連勝を“4”に延ばした。着差こそクビだが、共同通信杯組にとって、埋めることのできない大きな差であったことはいうまでもない。
 「イチかバチかの調整はうまくいった」。師が安堵の笑みを浮かべるように、1週前追い切りは坂路800m52秒3→37秒7→12秒8と気迫満点のフットワークを披露。「体はまた大きくなっていると思うが、見た目に筋肉が盛り上がって、歩きにもムダがないからね。結果的に(共同通信杯を)使って良かったということ」とトレーナーは胸を張る。
 「正直、アドマイヤオーラとの力関係が分からないが、上位に位置しているのは確か。アンカツさんも左回りよりは右回りの方が乗りやすいって言っていたし、いい競馬をしてくれると思います」
 締めの言葉には謙遜を含めた指揮官だが、その目には確かな自信が見て取れた。

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