GII2勝をはじめ、ダービー3着、皐月賞4着の実績と実力はここでは抜きん出た存在。その馬が宝塚記念をやめた真相は、ここに確勝を期して来たのか。
あるいは、休み明けを1度使ったものの体調がまだ万全ではなく、宝塚記念での好走は難しいと判断したのか。理由は体調にあると思う。とはいえ、ローカルの手薄なオープン特別なら、例え8分のデキでも底力でカバーできるとみた。
まして、この馬に続く実績馬もそれぞれ“病み上がり”なのだから、素直に実力を信頼して良さそうだ。
◎8アドマイヤオーラ
○6オースミスパーク
▲16マイネルグラシュー
△7オペラブラーボ、9フサイチアウステル、15トーホウレーサー
福島10R「鶴ヶ城特別」(ダ1150メートル)は、人気でもサウンドアクシスから入るのが賢明だ。
500万→1000万連勝中の勢いは誰にも止められないだろう。勝ち内容も秀逸。0秒3差突き放し子供扱いしているのだ。
かてて加えて、再度同条件(距離もダ1200メートル)で闘えるのはアドバンテージだし、普通に走ってくれば3連勝の可能性は限りなく高い。
相手は、ブライトアイザックと、クリスタルボーイ。前者は前走でやはりこの条件を勝っている実力の持ち主。また、後者はまだ底を見せていない3歳馬でプラスアルファは大きい。
◎5サウンドアクシス
○12ブライトアイザック
▲11クリスタルボーイ
△1ユウキアックン、4ペガサスヒルズ、6スイートエスケープ
阪神10R「宝塚記念」(芝2200メートル)は春の天皇賞で頂点を極めた、ジャガーメイルが一気呵成にGI連覇だ。
今年初戦の京都記念で女傑、ブエナビスタの前に2着(1/2馬身差)と後塵を拝しているが、ダイヤモンドSを取り消した影響があったもの。あれで勝負付けが終わったと見るのは早計だ。
とりわけ、牝馬限定の手薄なメンバー構成に恵まれたヴィクトリアマイルを勝ってきた、ブエナビスタを過大評価するのは禁物だ。
ここ一番の底力は、牡馬のジャガーメイルが上と確信する。
◎10ジャガーメイル
○8ブエナビスタ
▲13フォゲッタブル
△2アーネストリー、6セイウンワンダー、17ナカヤマフェスタ
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。