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毎日王冠 美浦黄門・橋本記者がドリームパスポート陣営を直撃

 秋の東京競馬の開幕を飾るのは、天皇賞・秋の前哨戦「第59回毎日王冠」(GII、芝1800メートル、12日)。下馬評は女傑ウオッカで断然のムードだが、関東馬もただで庭を貸すつもりはない。美浦黄門こと本紙・橋本千春記者は、大物新人・三浦騎手とコンビを組むドリームパスポート陣営にスポットを当てた。

 −−最終追い切りは今回初めてコンビを組む三浦騎手が騎乗しましたが、どんな報告を受けましたか?
 伊藤助手「『掛かると聞かされていたが、スムーズに折り合えて、追ってからもしっかり反応してくれた。トップクラスで戦ってきた馬だけのことはある』と好感触をつかんでくれたようです。実際、思った通りの追い切りができました」

 −−関西から転厩後、らしくない競馬が続いていますが。
 伊藤助手「昨年の阪神大賞典の後に骨折し、脚にボルトが入っている。そのため、入れた当初は追い切った後や、競馬の後、どうしても脚に熱を持ってしまった。でも、今はそうした不安がゼロに近くなりましたね。もうひとつ、使い詰めで疲れもたまっていたことも不振の一因でしょう」

 −−3か月半ぶりになりますが、仕上げに抜かりはなさそうですね。
 伊藤助手「帰厩後はすこぶる順調にきた。これも牧場での調整がうまくいって、フレッシュな状態で帰ってこれたことが大きいですね」

 −−相手関係を分析してください。
 伊藤助手「牝馬でダービーを勝った女傑が出てくるし、負かせますよと簡単にはいえないが、力が上位なのは確か。僕らの仕事は、速く走らせるより上(騎手)がコントロールしやすいように仕上げること。持ってる引き出し(能力)を引き出せるか出せないか、そこから先は騎手の仕事。ジョッキー(三浦騎手)が新しい一面を引き出してくれれば、結果はついてくると思う」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 伊藤助手「自分の知識、経験を出し尽くして仕上げたので、今回勝てなければ引き出せる引き出しはもうないし、背水の陣です。応援してください」

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