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ヴィクトリアM ドバイ遠征でひと皮むけたウオッカが必勝の布陣

 初夏の東京、復活へこれ以上の条件はない。昨年のダービー以来の勝利を目指すウオッカが「第3回ヴィクトリアM」(GI 芝1600m 18日)に登場する。前走のドバイデューティフリーは折り合いを欠きながら4着惜敗。マイル戦は桜花賞以来だが、速い流れで自慢の末脚がよみがえりそうだ。

 勝利への渇望。女王のプライドが、これ以上の苦杯は許さない。ウオッカが思い出の地で完全復活を目指す。
 あれからもう1年がたとうとしている。昨年のダービー。牝馬として64年ぶりのダービー馬という栄冠を手にした。だがその後は行く手が暗転。Vから見放され、最高の成績は秋華賞の3着だった。凱旋門賞挑戦を故障で断念したり、エリザベス女王杯を当日取り消したり、アクシデントもいろいろあった。
 再びめぐってきた5月、新緑の府中。嫌な流れを断ち切るにはこれ以上ない舞台だ。「距離が短くなれば折り合いをつけやすい。能力も発揮しやすいでしょう」と前川助手はうなずいた。
 前走のドバイDFは4着。初の海外という慣れない環境でよく頑張った。しかし道中は折り合いを欠くシーンが見られた。この1年、一番苦労してきたのがこの折り合い。そういう意味でも、陣営が期待する通り、マイルへの距離短縮は追い風になりそうだ。
 道中うまく流れに乗れば、あとは直線がたっぷり用意されている。存分に末脚を爆発させるだけでいい。爆発への準備も着々と整っている。
 7日の1週前追い切りは栗東CWコースで5F68秒0→40秒3→12秒1と鋭い動きを披露した。3頭併せ。トーセンキャプテンを5馬身ほど後ろから追いかけ、クビ差まで追い詰めた。
 着地検疫や放牧などで帰栗したのが1日。今回が栗東で久しぶりの追い切りだったが、これだけ動けば文句ないだろう。
 「外々を回った分、遅れたけど予定通りのいい動きだった。ドバイ遠征帰りのせいか、馬体は少し寂しいけど、これぐらいの馬になれば自分で体をつくっていく。心配していない。それより今は精神面でリラックスしているのが大きい」
 牝馬同士のここは負けられない。もう一度、最強女王の座を確固たるものとして、ウオッカは再び世界を見据える。

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