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菊花賞(JpnI 京都芝3000m 21日) 戦国菊 本紙・谷口はタスカータソルテを抜てき

 記者にとっては春の天皇賞と並ぶ大好きなGI・菊花賞。「ゆっくり上がって、ゆっくり下る」といわれる2度の坂越えを克服する極意は、乱発されたGIの中にあって、最高の味わい深さ、競馬の重厚さを感じずにはいられない。
 が、今年は難解。セントライト記念を制し、4戦4勝。1番人気に祭り上げられるであろう南半球産のロックドゥカンブはキャリア、血統、距離適性から、それこそ三千は走ってみなけりゃ分からない。加えて、ホクトスルタン、ヴィクトリー、サンツェッペリン、マンハッタンスカイという「格言なんか、そんなの関係ねえー」の小島よしおばりの突貫先行タイプが例年になくそろえば、まさに五里霧中の心境。

 ゲートインした18頭、どの馬にもチャンスがある乱菊なら、距離、コース適性を最優先に、ここは思い切って栗東中学、高校の後輩・藤原英師が「従来の菊花賞の流れがこの馬には一番合っている」というタスカータソルテに◎を打った。
 「いい脚が長く使えるし、スタミナも豊富。このメンバーなら上がり3Fだけという瞬発力勝負にもならないだろうしね。神戸新聞杯はあくまでもトライアル。ここを目標に馬をつくってきたし、骨リュウが出かけて硬い馬場に苦しんだダービー当時とは馬の実の入り方が違う」とトレーナーが自信を見せれば、鞍上のユーイチも「この間と同じではだいぶ工夫しないとと感じていたんだけど、前走の後、メンコを外して調教するようになってからガラリ一変、いい走りになった。今週の追い切りもバッチリだったしね。この気合乗りで、ためられるだけ、ためればどれだけのすごい脚を使えるか、本当に楽しみなんです」と熱く燃えている。
 京都コースは2戦2勝。春の京都新聞杯で上がり3F34秒4の末脚を駆使し、馬群を割って突き抜けた再現に期待したい。

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