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タカ&ハト合体秒読み、2016年東京五輪招致の“最終兵器”鳩山首相週明けにも決断

 2016年夏季五輪招致を目指す東京都の石原慎太郎知事(77)は26日、開催都市を決定する10月2日(日本時間3日未明)の国際オリンピック委員会(IOC)総会に出席するためデンマーク・コペンハーゲンに向け日本を発った。25日の都庁定例会見では、総会出席要請に前向きな鳩山首相について「世界の首脳で最もフォーカスされている人ですから」などと太鼓をたたきまくった。

 立候補4都市がそれぞれビッグな最終プレゼンテーターを準備する中、東京に神風が吹いた。鳩山首相が国連総会で温室効果ガス25%削減をぶち上げ、世界の喝采を浴びている。開催都市決定の直前、これ以上ないタイミングといっていい。

 知事は「鳩山首相の発言が世界にいいショックを与えて、(コペンハーゲンの)先発隊は『鳩山首相は来るのか、来ないのか』と、そればっかり聞かれるそうだ。彼が来て、オリンピックもそういう精神でやるんだってことを口添えしてもらえれば非常に大きなサポートになる。期待しています」と押しの一手。
 オリンピアンである麻生前首相と比較する質問にも、「そりゃ、はるかに鳩山さんのほうがいいな(笑)。前首相は環境問題に対する問題意識がなかった」と即答した。
 訪米中の首相は、帰国後の週明けにも出欠をはっきりさせる見込み。タカ派知事と鳩山首相の合体なるか注目だ。(高)

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