イルカの死体は14日現在、東京都新宿区の国立科学博物館新宿分館で冷凍保存中だ。調査研究のため13日夕方に運びこまれたものの、海洋ほ乳(クジラ・イルカ)類担当が九州に出張中で、帰京する17日までは「迷子イルカ」と「イルカ死体」が同一かどうか判別できない状況にあるという。
同館職員は「大型ほ乳類を解剖する施設で冷凍保存中です。これまでにも『ストランディング』といって海からなんらかの理由で岸に打ち上げられてしまったイルカを解剖したことはあります。しかし、迷子イルカと同一かなど詳しい調査内容は担当者でないとお答えしようもありません」とイルカの死体を前にお手上げ状態だった。