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イルカ死体はほんとにあのイルカ? 別個体なら「東京大地震」前兆説

 東京都北区の新河岸川で13日午前9時40分ごろ、イルカが死んでいるのを見つけた付近住民が交番に届け出て、警視庁などから連絡を受けた東京都建設局が引き揚げた。8日に新河岸川で目撃された迷子イルカとみるのが自然だが、都は確認できていない。もし1頭ではなかったとすると、人並みに頭がいいとされるイルカが立て続けに脳波を狂わされた可能性もあり、天変地異の前触れを心配する声が上がっている。(写真は8月9日午後に目撃されたイルカ=国土交通省荒川下流河川事務所提供)
 イルカの死体は14日現在、東京都新宿区の国立科学博物館新宿分館で冷凍保存中だ。調査研究のため13日夕方に運びこまれたものの、海洋ほ乳(クジラ・イルカ)類担当が九州に出張中で、帰京する17日までは「迷子イルカ」と「イルカ死体」が同一かどうか判別できない状況にあるという。
 同館職員は「大型ほ乳類を解剖する施設で冷凍保存中です。これまでにも『ストランディング』といって海からなんらかの理由で岸に打ち上げられてしまったイルカを解剖したことはあります。しかし、迷子イルカと同一かなど詳しい調査内容は担当者でないとお答えしようもありません」とイルカの死体を前にお手上げ状態だった。

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