メーカー品より3〜5割、他社PBよりも2〜3割安い価格設定にしたという。年内にグループ全店舗に導入する。
なかでも目玉商品のジーンズには熱が入っている。3月にユニクロが「990円ジーンズ」を発売して話題となったが、その後イオンとダイエーが相次いで880円で対抗。西友は今月から業界最安値の850円で販売開始したばかり。いずれも販売は好調だ。
同社は「激安の殿堂」の看板に恥じることなく、西友を大幅に下回る690円を実現。ジーンズの最安値をさらに更新した。
傘下の長崎屋のパイプを活用して中国メーカーから直接仕入れ、低価格を実現した。
このところジーンズが各社の低価格競争の指標となりつつある。
「Tシャツと異なり使う生地の量が多く、手間もかかる。そのことが消費者に低価格を訴える強烈なインパクトになっている」(アパレル関係者)。
過去にはハンバーガーの価格競争が加熱し「65円バーガー」がデフレの象徴と言われた。ライバル各社もこのまま引き下がりはしないだろう。リーズナブルなジーンズが、今後も続々と登場してきそうだ。