この日、リポーターが、土砂災害が発生し、住民が被災した福岡県久留米市へ出向き、その惨状を伝えた。住宅や道路は見る影もなく、岩や巨木が転がるなど、豪雨のすさまじさを物語っていた。
さらにリポーターは、ある民家に住む男性に取材。男性の家も大量の土砂で埋まったが、中まではかろうじて流れて来なかったため、家にいた男性と高齢の母はともに無事だったという。
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家の前でリポーターが「大変なところ申し訳ありませんが、よろしくお願いします」と挨拶し、「一夜明けてどう受け止めていますか?」と尋ねた。男性は「ちょっと言葉がないですね。よく生きていたなあという感じ」と答えた。
リポーターが改めて状況を説明し、「お母様と一緒にお住まいで、ご高齢で足が不自由ということでこの状況で外に出ることができません。停電の中、昨日この中で2人で過ごされたということなんですよ」と告げた。
すると、フジテレビのスタジオから見ていた谷原が男性に呼びかけ、「雨が強い中、早めに避難とかという意識はされていたんでしょうか?」と質問。男性は「そうですね、ちょっと母親があれなので実際そこまで……うん、『まさか、うちは大丈夫だろう』としか……そこまでの緊迫感は、今思えばなかったですかね」と絞り出した。
その後、谷原は「実際、避難されようとしてもご高齢のお母さまがいらっしゃると、なかなか避難も難しい状況ですよね」とフォロー。また、「お片付けの人手とかは足りてらっしゃいますか?」と聞くと、男性は「想像も付かない…役場には連絡は入れたんですが、まだそんな段階ではないですね」と疲れをにじませていた。
ネットでは「避難早めにしなかったのですか???と被災者を責め立てるようなことを言う谷原さん」「谷原さん 避難は考えなかった?って その聞き方は被害を目の前にして後悔してるだろうの人にはちょっとつらい」「実際被害に遭われた方に、避難は早めにしなかったんですか?って、このひと、人の傷えぐるの趣味なの? 気分悪い」といった声が見られた。