岸田首相が和歌山県で24歳の男に襲撃されたニュースを取り上げた後、司会の関口宏が青木氏に意見を聞く。同氏は「一部の政治家の皆さんが、こういう事件で動機を報じるなみたいなことを最近ちょっとおっしゃり始めている」と不満を吐露する。
関口が「え?なんでですか」と驚くと、「おそらく安倍(晋三元首相)さんの銃撃事件で統一教会がクローズアップされたことが、いろんな政治的な影響があったっていうことで懲りた」などと持論を展開。
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さらに、「政治家がこれを報じろとか報じるなとか、総務省文書(問題)にもあったような非常に不健全な動きなので。むしろメディアであったりとか、社会っていうのはその事件とか犯罪とか災害とか事件は全部そうなんですけど、社会の矛盾とかね、あるいは歪みというものが凝縮しているわけですよね」などとコメントする。
その後も、逮捕された人物の動機は「報じるべきだ」という主張をした上で、「動機を報じるなっていうような動きにも、ちょっと僕は目を凝らしてね、それはおかしいでしょっていうような声をきちんと上げとかなきゃいけないだろうな」と話した。
この発言に、一部視聴者から「テロリストの動機に共鳴した人物が第二のテロリストになる。だから動機を報じるなと言っているのでは」「テロを賛美し、受け入れているように感じる発言」「動機を報じないのは第二の被害を防ぐということなのは明らか。この発言は暴力を肯定している」と異論が相次ぐ。
また、青木氏は作家の島田雅彦氏がネット番組で「(安倍首相の)暗殺が成功して良かった」と発言した際、隣で笑顔を浮かべていただけに「今回の発言もうなずける」「やっぱりテロを容認している」「テロを誘発しているようにも思える」などという声も。
一方で、番組の思想に賛同していると見られる層からは「その通り」「政府の圧力に屈するな」「動機を報じるのは当然」などの声も散見された。