ニュージーランド・オークランドの路上で、男の運転する車が通行人の少女たちに突っ込み、殺人未遂で起訴されていた男の裁判が開かれ、男に有罪判決が言い渡された。海外ニュースサイト『Newstalk ZB』『Stuff』などが3月7日までに報じた。
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報道によると2022年1月25日午後、26歳の男はバーでお酒を飲み、ひどく気分が落ち込んだという。男の友人や周囲は、彼女ができて幸せそうにしていた。一方で、男は女性と一度も交際経験がない。男は希望を見いだせず、絶望したそうだ。お酒に酔っていたのもあるが、男は自殺しようと思い、どうせなら周りを巻き込み人を殺そうなどと考えたという。
バーを去った男は、そのまま車を運転した。運転中、男はバス停付近に少女2人(未成年者、年齢非公表)がいるのを発見。男は少女らめがけて車で突っ込んだ。少女らは2人とも、バス停の後ろの壁に挟まれた。少女のひとりはボンネットに乗り上げ、フロントガラスに頭を強く打ち付けたという。
すぐに警察が呼ばれ、少女らは病院に搬送された。2人とも複数箇所を骨折する重傷を負ったが、命に別状はない。捜査関係者によると、男も現場にいた。男は「少女たちに車で体当たりした。わざとやった」などと供述。警察は殺人未遂の疑いで男を逮捕・起訴した。なお、男と少女らに面識はない。
複数回の審理を重ね、最近になって開かれた裁判では、禁固刑3年7か月の有罪判決が男に言い渡された。男は、被害者らに「本当に申し訳ないことをした。心から謝りたい」などと謝罪の言葉を口にしているという。
このニュースが世界に広がるとネット上では「無差別殺人にしては刑が軽すぎる。死刑か終身刑にするべき」「死にたいなら、車で木に激突すればよい。周りを巻き込むな」「そんな性格だから彼女ができない」「焦りすぎ。髪の毛もあるし、悲観するにはまだ早い」「やけ酒をする前に、お見合い相談所に行けばよかった」「少女らはその場にいただけで運が悪かった。命が助かってよかった」といった声が上がった。
自分の思い通りにならないからといって、他人を巻き添えに死のうとするとは幼稚で、身勝手な犯行だ。男に重い判決を求める声が上がるのも当然だろう。
記事内の引用について
'Never had a girlfriend': Man had homicidal fantasies before swerving car into schoolgirls(Newstalk ZB)より
https://www.newstalkzb.co.nz/news/crime/epsom-crash-case-caleb-bell-sentenced-to-prison-for-two-counts-of-attempted-murder/
Man fantasised about killing before driving into two schoolgirls(Stuff)より
https://www.stuff.co.nz/national/crime/300823846/man-fantasised-about-killing-before-driving-into-two-schoolgirls