☆中京11R シルクロードS(GIII)(芝1200m)
ハンデ戦らしく例年荒れる重賞のシルクロードS。注目は昨年3歳馬にしてスプリンターズS(GI)で2着に好走したウインマーベル。重賞勝ちは葵S(GIII)のみだが、前走のスプリンターズSでは、9番手あたりから直線狭いところを割って伸び、メンバー中3位の上がりを使って勝ち馬からクビ差の2着と、実力がなくてはできない内容だった。今回のポイントは59kgの斤量。470kgに僅かに届かないほどの馬体ながら、葵Sでは57kgの斤量を背負って2着馬に0秒4の着差を付けて優勝しており、馬格の割に斤量を背負っても大丈夫なタイプ。パワーがあるタイプなだけに今回の59kgもこなせるだろうが、ここはあくまでも前哨戦。本番に向けての8分ほどの仕上がりで、ここは▲に留める。
そこで白羽の矢を立てたのは◎トウシンマカオ。3走前から1200m戦に舵を切ってから3戦2勝。4着に敗れた3走前も、終始外を回った上、4コーナーでは前にいた馬が外に振られたあおりを受けて、体勢を崩す不利があってのもの。前々走は一度1200mを使った経験からか、追走がスムーズになり、直線でも反応良く伸びて2着馬に0秒3差を付けての優勝。前走はさらに内容が良くなっており、ポジションが取れ、直線でも追い出しを待つ余裕がありながら、上がりは33秒ジャストと最速。ゴール前では流す余裕がありながら、2着のキルロードに0秒2差を付ける完勝。キルロードは同年の高松宮記念(GI)でタイム差なしの3着と好走しており、決して相手に恵まれたわけではない。今回は58.5kgの斤量が鍵となりそうだが、馬体はしっかりとしており、対応できるだろう。ここは勝ち負けを期待したい。
相手本線はナムラクレア。前走のスプリンターズSでは5着に敗れたものの、4コーナーで大外に振られる不利があった上、内が伸びる馬場の中、外を通ってのものだから力負けではない。今回は約4か月ぶりとなるが、馬体はひと回り成長し、スプリンターとして完成してきた印象。ここは上位争い必至だ。
以下、キルロード、マッドクール、エイティーンガールまで。
◎(15)トウシンマカオ
○(2)ナムラクレア
▲(14)ウインマーベル
△(13)キルロード
△(8)マッドクール
△(4)エイティーンガール
買い目
【馬単】6点
(15)→(2)(8)(13)(14)
(2)(14)→(15)
【3連複1頭軸流し】10点
(15)-(2)(4)(8)(13)(14)
【3連単フォーメーション】20点
(15)→(2)(13)(14)→(2)(4)(8)(13)(14)
(2)(14)→(15)→(2)(4)(8)(13)(14)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。